実は太りたいのに太れないという悩みを抱えている人は、意外と多くいるようです。
しかし「太りたい」という悩みは非常にデリケートで、なかなか人に相談することが難しいテーマでもあるため、一人で抱え込んでいる人も多いのではないでしょうか。
がむしゃらに食事量を増やしたからと言って簡単に太ることはできませんので、太るための正しい知識が必要になります。
では太れない原因や太るための知識には、どのようなものがあるのか紹介していきます。
太れない原因
人間の体重は、遺伝的要素が非常に大きなウェイトを占めています。
細い人の家族も細い人が多いというように、遺伝的要因が影響しているのでしょう。
食生活は家庭環境にも大きく影響を受けます。
細い人はそもそも薄味を好む傾向があったり、脂の多い食事を好まなかったりします。
家庭の食事がそうであれば、子供の好みもそのようになることが考えられます。
胃が小さく満腹に食べたとしても他の人より摂取量が少なくなったり、胃下垂で食事量が少ない場合もあります。
骨格が小さく華奢で、お肉はついているけど細いというタイプの人もいます。
太るための食生活
健康的に体重を増やすためには、やはり食生活が大事になってきます。
食べたものが体を作りますので、健康的な体を作るチャンスでもあります。
適度な筋肉がついた体はメリハリがあり、美しい体を作ることができます。
そのためには三大栄養素である、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスを整えることを意識しましょう。
摂取栄養素が偏らないように注意が必要で、タンパク質:3~4、脂質:1~2、炭水化物:4~6を意識すると良いでしょう。
1食毎ではなく、1日のトータルで考えると献立を考えやすくなります。
タンパク質は一度に処理できる量に限界があるため、分けて細かく摂取することをおすすめします。
太るための生活習慣
ほとんどの人が朝、昼、晩と1日に3食で食事を行っています。
これを4食に変えることをおすすめします。
1日の摂取量を増やすのではなく、摂取量は同じで4分割にすると考えてください。
小まめにタンパク質を摂取してタンパク質不足を解消することで、効率よく筋肉を増やすことができます。
適度な運動の勧め
「太る=脂肪を増やす」では、健康的とは言えません。
適切な脂肪と筋肉があってこその健康的な体と言えるのです。
そのため適度な運動というのは必要です。
しかし、そもそも太れない人が運動をしてしまうと、ますます痩せてしまうのではないかと思われがちですが、これは間違いです。
運動をしないで摂取カロリーだけを増やすと、生活習慣病や隠れ肥満といったリスクが生じます。
適度に運動をすることで、お腹が空いて食欲が増します。
せっかく「痩せ」状態から脱出しても、「不健康」な脂肪をつけてしまっては元も子もありません。
太るためにおすすめの運動
どのような運動を行えば良いのかですが、そもそも痩せている人は「筋肉が足りない」ということが考えられます。
そこで太るために良い運動方法があります。
大切なのは「太る筋肉」をつけることです。
この「太る筋肉」をつけるためには、走ることがおすすめです。
筋肉には「遅筋」と「速筋」があるのですが、太るために必要な筋肉は「速筋」です。
「速筋」は瞬発筋肉筋で「短距離走」が良いでしょう。
太りたいからと闇雲に摂取カロリーを増やすのでは、健康的な体はできません。
そればかりか、ただ脂肪を増やして病気の原因ともなってしまいます。
生活習慣を見直し、必要なカロリーを適切に摂取することが大切です。
正しい知識を持って効率よく体重を増やし、適度に筋肉のついたメリハリのある健康的な体を作りましょう。