食事の中心でもある主食といえば「ご飯」と「パン」が代表的です。
太りたいと悩んでいる人は、普段から主食として食べるなら、太りやすい方を選びたいところですよね。
少しでも太りやすくなる食べ物を選べば、効率的に体重を増やしやすくなります。
そこで今回は、「ご飯とパンではどちらを食べる方が太りやすいのか」を解説していきます。
結論から申しますと「パン」の方が太りやすいです。
しかし、カロリーを比較するとパンの方が高いですが、そこまで大差がありません。
・食パン(1枚93g)で246cal
・ご飯(茶碗1杯約150g)で222cal
正確に測定できないのも影響していますね。
これだけでは断定しにくいので、それぞれの特徴から太りやすい理由を見ていきましょう。
パンが太りやすい理由とは?
パンはお米と違い、あらゆる材料を組み合わせて作られていますよね。
代表的な材料といえば「小麦粉・砂糖・油脂」など。
これらの材料を使用しているため、ご飯と比べて余分な成分が増えるのです。
例えば、脂質の量を比べてみると以下の通りになります。
・ご飯:0.4g
・食パン:3~4g
2倍近くも脂質の量に差が出ていますね。
脂質は脂肪細胞を増やして、体内にエネルギーとして蓄える働きがあります。
つまり、パンはご飯に比べて、脂肪分を蓄えやすい食べ物になりますね。
それから、パンは血糖値の上昇率が高い。
パンを作るのに欠かせない小麦粉に含まれている「グルテン」には、血糖値を急上昇させて、食欲を増進させる効果があるのです。
急激に血糖値が上昇するとインスリンが大量に出てしまい、体内で処理できなかったエネルギーを脂肪として蓄えるので、太りやすい状態になります。
以上の理由から、パンは太りやすい食材だと言われていますね。
注意点として、太るためにパンばかり食べるような極端な食生活は避けましょう。
上記で説明した通りパンには砂糖や脂肪が多く含まれているので、食べ続ければ内臓脂肪の原因になり不健康な状態で体重が増える可能性があるからです。
ポイントはバランスよく取り入れること。
一例として、「朝はパン・昼はご飯・間食にパン・夕飯にご飯」など。
太るためとはいえ偏った食事の取り方はやめましょう。
ご飯は太りにくいの?
ご飯はパンと違い余分な成分が含まれていません。
「油・砂糖・小麦粉」といった食材を使わずに精製されています。
つまり、甘味料や香辛料などの添加物を使用していない無添加なのです。
パンに比べてご飯は血糖値の上昇が比較的にゆるやかなので、インスリンが大量に分泌される心配は少ないでしょう。
インスリンの量が適正なら、余分なエネルギーが脂肪分になりにくいです。
つまり、ご飯は脂肪を蓄えにくい食材と言えますね。
ご飯は消化率が高くないので、腹持ちが良いので食べ過ぎを抑えることができます。
また、粒食のため噛む回数が増えて満腹感も得やすいですよ。
以上の理由から、ご飯はパンに比べて太りにくい食材になります。
昔から食べられてきたご飯は、日本人の健康面も支えていたのかもしれませんね。
太りやすいのはご飯よりパン!
今回は、ご飯とパンのどちらが太りやすいのか解説してきました。
結論は、パンの方が太りやすいです。
パンを作るために使用している「砂糖」や「グルテン」が脂肪の元になりやすいからでしたね。
また、血糖値の上昇率が高いので脂肪を蓄えやすい特徴もあります。
一方のご飯は、血糖値が緩やかに上がるので脂肪が溜まりにくいです。
パンには添加物が多く含まれていますので、極端な食べ方をすれば健康を害する場合もあります。
「太りたい」からといって偏った食事をするのは避けるべきですね。
どちらもバランスよく食べるようにしましょう。