幼児がぽっこりお腹になる理由とは


1歳半~2歳くらいの幼児の体型を見てみると、腕や足は細いのにお腹だけポッコリしている姿を見かけることが多いです。

親御さんの中にはこの体型は病気なのではないかと心配したり、ポッコリお腹になるのは太りすぎだからではないかと不安になってしまうこともあります。
そこで、幼児のお腹だけポッコリ出ている原因について詳しく見ていきましょう。

幼児はよく噛む習慣がない

幼児は自分でご飯を食べることを覚えたばかりで、美味しいものをたくさん食べたいという欲求にかられます。
このため、どんなにお母さんが「よく噛んで食べてね」と言っても、よく噛むという意味が分からず早食いとなってしまうことが多いです。

早食いはよく噛んで食べないことから満腹中枢が刺激されないですし、幼児はおなかがいっぱいになるという感覚がないので、たくさん食べてしまうことから胃が膨らんでお腹だけがポッコリしてしまうこともあります。

内臓を支える筋肉が発達していない

また、幼児は内臓を支える筋肉が発達してないので、大人に比べて胃下垂になりやすく下っ腹だけがポッコリ出てしまうという現象が起こります。

しかし、下っ腹だけがポッコリしているのは年齢とともに解消されていくので、過剰に心配しすぎる必要はないでしょう。
幼児は体が成長していくにつれて運動量がアップし、よく噛んで食べるということも徐々に覚えていきます。

食べ物をよく噛んで食べられるようになれば、ご飯がお皿の中に残っていたとしても自分でお腹いっぱいになったという感覚がつかめるようになるので、自分から「ごちそうさま」をしてそれ以上食べなくなっていきます。

自分でお腹がいっぱいだという感覚がつかめるようになれば、異常に食べすぎることがなくなるので、下っ腹のポッコリお腹も気にならなくなるはずです。

肥満かどうかはBMI値で調べてみよう

年齢とともに下っ腹のポッコリお腹は気にならなくなると言われても、我が子を心配しない親はいないでしょう。

どうしても心配ということであれば、1度病院で見てもらうと安心できるのではないかと思います。
しかし、病院で見てもらうのはちょっとオーバーなのではないかと思う場合は、BMI値から子供が肥満なのか標準体型なのかを判断してみましょう。

幼児のBMI値の計算の仕方は体重(kg)÷身長の二乗(cm)で算出できます。
算出した数字が100未満の場合は痩せ、100~115未満であれば痩せ気味、115~145未満が正常となります。

145~160未満だと肥満気味、160以上は肥満となるのでBMI値を計算して肥満気味だという数字が出てしまったときは、少し食事の改善や量の改善を行った方がいいかもしれません。

また、BMI値を計算し痩せ、痩せ気味だった場合は栄養価の高いものや食事の量をアップさせるのがおすすめです。
大人のデブエットのように過剰に摂取量を増やす必要はなく、幼児は筋トレなどもできないので適度に食事の量を調節して体の発育に必要な栄養をきちんと取れるように配慮することが大切です。

このように幼児の下っ腹だけがポッコリ出てしまうのは、早食いやよく噛んで食べないことが原因と考えられます。
しかし、これらの現象は年齢とともに気にならなくなっていくので、そこまで心配しなくても大丈夫でしょう。

親は周りの子供と比較することが多いのですが、子供は自分のペースでご飯を食べ、量も人それぞれなので下っ腹が出てしまうのは仕方のないことです。
年齢を重ねていけばゆっくり食べることを覚えますし、よく噛んで食べるようになります。

心配な場合はBMI値から子供の肥満度をチェックすると、見た目ではなく数値で判断できるので親御さんとしても安心できるのではないかと考えられます。

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