食べても食べても太れない人には原因が…


食べても食べても太れない人には、大きく分けて2つの原因が存在します。そもそもの食事量が少なすぎることや、胃腸が弱いなどの体質の問題です。
この2つの原因のうち、比較的対処しやすいのは、食事の仕方を見直し、食事の量を増やすことと言えるでしょう。

食べても太れない人の原因① 食事の量が少なすぎる

食べても食べても太れない人は、摂取カロリーが消費カロリーより下回った状態です。
※摂取カロリー<消費カロリー

そのため、単純に摂取カロリーを増やせば、体重が増える=太ることになります。
1日あたりの摂取カロリーの目安をまとめてみました。

男性(身体活動量:低め)12歳から69歳→2,000kcl~2,400kcl
男性(身体活動量:ふつう以上)12歳から69歳→2,400kcl~3,000kcl
女性(身体活動量:低め)12歳から69歳→1,400kcl~2,000kcl
女性(身体活動量:ふつう以上)12歳から69歳→2,000kcl~2,400kcl

身体活動量:低め
1日のうち、座っている時間が長めの人

身体活動量:ふつう
座って行う作業がほとんどではあるが、軽めの運動を習慣化している人

身体活動量:高め
身体を動かす仕事をしている人や、活発な運動を習慣化している人

まずは、男性の場合2,200kcl~2,400kcl、女性であれば2,000kclを目安として、1日あたりの食事の量を組み立てていくと良いでしょう。

参考資料:農林水産省「実践食育ナビ」
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/required.html

対処法:食事の回数を増やす

食事の回数は朝・昼・晩の3回を基本とし、1回あたりの食事量が少ない人の場合には、間食の時間を設けるのもひとつのやり方です。

1.朝食(7時から8時)
2.間食(10時頃)
3.昼食(12時から13時)
4.間食(15時頃)
5.夕食(18時から20時頃)

特に間食には、バナナや焼き芋などの消化の良いものを選びましょう。

食べても食べても太れない人の原因② 胃腸が弱いなどの体質の問題

食べても食べても太れない人の原因には、次のような体質の問題も含まれます。

1.胃腸が弱い
2.胃下垂
3.基礎代謝が高い

1.胃腸が弱い

胃腸が弱いと、食べたものがきちんと消化吸収されないため、体重が増えにくい(=太れない)傾向があります。

対処法:食べ方や食べるものを考慮する

胃腸が弱い人の場合、一度の食事を多くするドカ食いや、味の濃いものや脂分の多いものは、より一層、胃腸の調子を崩すことにつながります。腸内環境を整える作用があると言われる、発酵食品や豆類、野菜やきのこ類などを取り入れた食事を心がけましょう。

2.胃下垂

食べても食べても太れない人の原因として、胃下垂も考えられます。

胃下垂とは、左右の腸骨を結んだヤコピー線よりも、胃が下側に位置する状態です。先述した「胃腸が弱い」での対処法「食べ方や食べるものを考慮する」の他、プランクなどの腹筋トレーニングを取り入れてみるのも良いかもしれません。

ただし、糖尿病やストレスなどが要因となる胃下垂も存在するため、食欲不振や膨満感、腹部の痛みや吐き気などの症状が現れた際には、医師の診察を受けることをおすすめします。

3.基礎代謝が高い

基礎代謝の高さも、食べても食べても太れない人の原因のひとつです。基礎代謝が高い人の特徴として次のようなものがあげられます。

・スポーツなどの運動を習慣化している人
・体温の高い人
・汗をかきやすい人
・身長が高めの人

基礎代謝が高い人は、必然的に「摂取カロリー<消費カロリー」となるため、食事の回数を増やすことが対処法となり得るでしょう。
基礎代謝が高い男性であれば3,000kcl、女性なら2,400kclを目安として、1日の食事を組み立てていくことを推奨します。

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