肥満大国アメリカの気になる肥満事情


アメリカは、今や3人に1人が肥満体型であると言われるくらい肥満大国。太れずに本気で悩んでいる方からしたら、羨ましい話ですよね。
そんな肥満大国と呼ばれるアメリカの肥満事情を見ていきましょう。

本記事では、アメリカ人が肥満になりやすい原因や問題点を紹介していきます。

最後までチャックすれば、健康的に太るためのヒントが見つかるかもしれません。

肥満が年々増えている?

アメリカでは肥満体型の割合が改善されるどころか、年々増しているのです。

米疾病対策センター(CDC)の成人者を対象にしたデータによると、1999年は30.5%でしたが、2016年には39.6%にまで高まり続けていますね。
このまま推移していくと2050年にはアメリカ人の1/3が糖尿病に掛ると言われています。

また、CDCが行ったアメリカ人の適性体重をBMIで算出したデータもありました。
※BMIとは、適正体重を算出できる計算式で「体重÷身長÷身長」で求められます。

アメリカではBMIの評価基準を以下の通りに区分しています。
・やせ型:18.5未満
・標準:18.5~24.9
・過体重:25.0~29.9
・肥満:30.0以上

アメリカ合衆国全土を対象に行った結果では、32.4%が「肥満」、34.6%が「過体重」で「標準」は30.5%、「やせ型」は1.8%でした。

「標準」よりも「肥満」と「過体重」と判定された人の割合が多いことがわかります。
やせ型に関しては少数派になることが伺えますね。

基準の違いもありますが、日本人と比較してもかなり肥満体型が多いと判断できるでしょう。
日本肥満学会の判断基準によるとBMIが22.0を平均体重とし、25.0以上を太り気味、18.0以下をやせ気味としています。

アメリカ人が肥満になりやすい原因は?

肥満になる原因はさまざまありますが、代表的なのが以下の3つです。
1.運動不足
2.野菜を食べずに加工食品や砂糖を食べている
3.食べ物のサイズが大きい

最近では、デリバリーサービスが充実しており、ネットで簡単に欲しい物を注文できますよね。その結果、体をあまり動かさずに運動不足になる人が多いのです。

また、アメリカ人は料理に時間を掛けることを惜しみます。
簡単にレンジで調理できる物を好んで食べていますね。そのため、冷凍食品や加工食品ばかりに食事が偏りがち。

例えば、朝はチョコやクッキーを食べ、昼に冷凍ピザやサンドイッチなどで済まし、夜はハンバーガーを食べるのがルーティンと言われています。

このように野菜を食べる習慣がありません。しかもアメリカの食べ物は、日本のMサイズがLサイズほどあります。
Mサイズを食べているつもりでも量はLサイズなので、知らず知らずのうちに不必要に摂取しているわけですね。

生活スタイルや食文化が、肥満の原因に繋がっているのでしょう。

肥満が深刻な社会問題となっている

肥満の割合が多いアメリカは、深刻な健康リスクを抱えています。医療費の増大で経済的な問題に繋がる可能性があるからです。

また、12~19歳の子供たちも肥満率が高く、生活習慣病に掛かり成人を迎えられない子供もいるという深刻な問題も抱えています。

食生活の改善や運動不足の解消を呼び掛けても、今まで身に付いて生活習慣は簡単に変えることはできませんよね。

そこで、政府は苦肉の策として、5%の売上げに更に2%課税される「ジャンクフード税」を2015年の4月から実施しています。

※該当する商品は「炭酸飲料、ファストフード、菓子、揚げ物や脂肪分が高い缶詰」など。
アメリカ政府は、食べ物に税金を掛けるという奇策で肥満を防止しようと試みていますね。

行き過ぎた肥満は不健康のもと!太るなら健康的に

今回は、アメリカの肥満事情を紹介してきました。アメリカでは、3人に1人が肥満という高い割合で、肥満大国と呼ばれています。
肥満が多い原因はさまざまありますが、食文化や考え方の違いが招いた結果でしたね。

・アメリカの肥満者は年々増えている。
・野菜嫌いで食事のバランスが悪く、加工食品や糖分の多い料理を好む。
・肥満が原因で成人病や糖尿病などの健康を害する社会問題を抱えている。

同じ太るでも健康的に体重を増やさなければ、本末転倒になるでしょう。

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