世間では痩せていて羨ましい、細くてきれい(可愛い)などと言われることが多いですが、自身にとってはそれがコンプレックスだったり、太れないのが悩みだという人もいます。
痩せすぎだと体に様々な支障を生じてしまうので、健康的に太って悩みや支障を改善させましょう。
痩せていることで体に及ぼす影響
痩せていると不健康そうに見られてしまう他、体にも様々な影響を及ぼすことがあります。
体脂肪率が一定以下になると女性ホルモンのバランスが乱れ、生理不順になる、生理が来ない、出血量が少なくなるときがあります。
ホルモンバランスが乱れることで血圧が低下したり、立ち眩みやめまいなどの症状が出ることもあります。
痩せている人は普通体型の人よりも筋肉量が少ないため、階段を上ると息が上がる、寝ても疲れが取れないなど、普段から疲れやすい体となってしまいます。
これらの症状は太れば改善できるのですが、健康的に太らなくては意味がありません。
健康的に太るポイントはたくさん食べて脂肪を付けるよりも、1日3食きちんと食べて運動し、筋肉量を増やすのがおすすめです。
健康的に太りたいなら有酸素運動がおすすめ
有酸素運動で筋肉量を増やしたいときは水泳やサイクリング、ランニングなどがおすすめです。
水泳では体に自然と抵抗がかかりますし、ハンドパドルを付けて泳ぐと上半身と下半身の動きを切り離すことができるので、筋肉に負荷をかけて運動できます。
ランニングでは、坂道を走ると筋肉量をアップさせることができます。
今まで運動をしてこなかったという人は、いきなりハードなランニングをすると体に負荷がかかりすぎてしまうので、ジョギングから体を慣らして徐々にペースを上げる、坂道ではさらにペースを上げる、下り坂では軽いジョギングに切り替えて筋肉を付けましょう。
自宅で気軽に始められる筋トレがおすすめ
トレーニングしているのを他の人に見られたくないという人は、自宅で気軽に始められる筋トレで筋肉を付けるのがおすすめです。
ランニングやサイクルなどは運動機器を買えば自宅でもできますし、費用をかけたくないという場合は腕立てや腹筋、スクワットなどで筋肉量をアップさせましょう。
腕立ては自宅でできる定番のトレーニングメニューで、胸やお腹、背中などの広範囲にアプローチできます。
腕立て伏せはまずうつぶせになり、手幅は肩幅よりも少し広めに取り、肩の高さに手首がくるように手を置き、両足はくっ付かない程度に開いて指先で体を支え、頭から踵までが一直線になるようにキープしましょう。
その後、肘を曲げながら胴体をゆっくりと下げ、腰が曲がらないように腹筋に力を入れて上体を深く沈みこませる感覚で行い、10×3セットを1~4回繰り返しましょう。
腹筋は足を支えてくれる人がいればいいのですが、いない場合は両手を頭の後ろで組み、床から肩を少し浮かせおへそを見るように腹筋するのがポイントなります。
こちらも腕立て伏せと同様、10×3セットを1~4回繰り返しましょう。
スクワットは肩幅に足を開き、前にまっすぐ手を伸ばして、お尻が後ろに突き出ないようにするのがポイントです。
お尻が後ろに突き出てしまうと足に負荷をかけることができないので、筋肉が付きにくくなってしまいます。
自宅でトレーニングをして筋肉を付ける場合は、週に2~3回を目安に運動しましょう。
筋トレでは筋肉を休める時間も重要となるので、ダイエット目的でない限りは毎日行うのを控えましょう。
痩せていると体に色々な影響が出てしまうので、有酸素運動や筋トレなどで筋肉量を増やし、体重をアップさせて健康的な体にしていきましょう。
筋肉は脂肪よりも重たいので、食べて太れないという人も筋肉を付けることでBMI値をアップさせることができ、痩せ体型からくるホルモンバランスの乱れなどを改善させられるでしょう。