昔から「食べてすぐ寝ると太る」と言われているのですが、人間はお腹がいっぱいになると睡魔に襲われるものです。
ダイエットをしている人は睡魔に襲われても太るのであれば何とか寝ないようにしようと考え、スマホをいじったり、テレビを見て眠気を逸らそうとする人も多いのではないでしょうか。
逆に、デブエットをしている人は食べて寝るだけで太れるなら、最も手軽にデブエットができるのではないかと考えている人もいます。
そこで、食べてすぐ寝ると本当に太るのかについて詳しく見ていきましょう。
食べてすぐ寝ると太るの?
昔は食べてすぐに横になるのは行儀が悪かったため、こういった行為をやめさせるために古くから言い伝えられてきたのではないかと考えられています。
また、夕食を食べた後は日中に比べて体を動かすことが少ないため、食べた分のエネルギーの消費ができないことから太ると言われてきました。
しかし、最近では寝るタイミングによって体に良いということが分かってきていて、食べた後すぐに仮眠をとることでメリットが得られるとされています。
食べた後に仮眠を取ったときに得られるメリット
食べた後に仮眠を取ると「脳がリフレッシュする」、「消化が促進される」、「ダイエット効果がある」など色々なメリットがあると考えられています。
そもそも人間の体は食事を取ると消化をする際にお腹に血液が集まり、満腹になると脳の血流が悪くなるので睡魔に襲われます。
この際、軽い睡眠を取ることで脳を活性化させ、頭をスッキリさせることができると言われています。
受験シーズンや仕事で試験を控えているときなど、夕食の後に勉強をしたいと思っているときは夕食後に少し仮眠を取ってから勉強すると頭がスッキリするので考える力がアップし、頭に入りやすくなるでしょう。
また、食後に運動したいという人は食べた後すぐに運動してしまうと消化不良を起こし、胃痛の原因となることもあるので少し体を休めてから運動することをおすすめします。
食べた後に仮眠を取るとダイエット効果があるってホント?
食べた後すぐに仮眠を取ると、仮眠の取り方によってはダイエット効果があるとされています。
これは食後すぐに寝ることでノルアドレナリンという成分が分泌されるからです。
ノルアドレナリンは脂肪の代謝を促進してくれるホルモンで、食後に体を休めることによりノルアドレナリンの分泌量が増え、痩せ体質になると考えられています。
しかし、この効果が得られるのは日中だけなので、デブエットで手軽に太りたいというときは夕食後に仮眠を取るのがおすすめです。
どんなに食べても太れないという人は人一倍消費するカロリーが多いので、少しでも体に脂肪が付くよう夕食後に仮眠を取って脂肪を付きやすくしてみましょう。
これを習慣づけることにより手軽にデブエットができるのではないかと考えられます。
食べてすぐ寝るのは時間帯によって得られる効果が様々だということです。日中であればダイエット効果が期待でき、夜はデブエット効果が期待できます。
しかし、仮眠を取りすぎてしまうと夜寝られなくなり、成長ホルモンが分泌される夜10~2時までに睡眠がとれなくなるので注意しましょう。
運動をしてデブエットをしている場合は、成長ホルモンが分泌される時間帯に寝ないと筋肉の修復ができなくなり、筋肉痛が酷くなる、体の疲れが取れないなどといった現象が起こりやすくなります。
寝る時間は大体15~20分程度を目安にして、寝すぎてしまう可能性がある人はアラームを設定しておきましょう。
夕食後に仮眠を取ればデブエットの効果が期待できるので、体重を増やしたい人は実践してみるのもアリでしょう。