さまざまな体型がある中、不健康なイメージを持たれるのが、ガリガリとデブではないでしょうか。
どちらの体型も外見から受ける印象は不健康そうに感じられますよね。
特にデブの方が病気になりやすくて早死にするイメージが強いでしょう。
しかし、デブよりガリガリの方が総合的に判断すると健康的ではないのです。
そこで今回は、ガリガリとデブの健康リスクを明確にし、ガリガリ体型が健康上よくない理由を解説していきます。
今後の体型作りの参考にしてみてくださいね。
それぞれの健康リスクとは
両極端な体型をしているので、発生しやすい病気や症状が違います。
それぞれの健康リスクを確認していきましょう。
■ガリガリの健康リスク
代表的な病気は以下の通りです。
・うつ病
・バセドウ病
・摂食障害
・糖尿病
・胃がん
もともとの筋量が少ないため、疲れが回復されず免疫力も低くなりがちです。
そのため、風邪を引きやすかったり、ホルモンバランスを崩して「精神的不調・バセドウ病」などを引き起こしたりします。
※バセドウ病とは、新陳代謝に異常が起こり「手の震え・動悸・首の前面が腫れる」などの症状。
それから、糖尿病は太っている人がなるイメージが強いですが、半数以上は標準体型と痩せ型の人が占めていると言われています。
ガリガリの人は胃の機能も弱く、免疫力が低いので胃ガンのリスクも高くなりやすいです。
日本の死亡原因1位が「ガン」とされているので、ガリガリ体型は健康上のリスクが高いと判断できますね。
■デブの健康リスク
・心筋梗塞
・心臓疾患
・脳卒中
・動脈硬化など
・脂肪肝
デブは運動不足や過剰摂取により、血管の病気になりやすいです。
ガリガリ体型よりは、ガンになるリスクが若干低くなりますね。
目に見えない血管の病気は、日常生活にも影響を及ぼす可能性があるので油断できません。
以上、どちらも健康を害する病気になりやすい特徴がありますね。
ガリガリよりデブの方が長生きできる!
国立がん研究センターが行ったBMIを元に調査した結果によると、ガリガリよりデブの方が健康的に長生きすると言われています。
BMIとは、適正体重を判断するために使われる指標です。
計算式は、体重kg ÷ (身長m)×2で求められますよ。
「日本肥満学会肥満症診断ガイドライン」によるとBMIの値を以下のように判断しています。
痩せ型:18.5未満
標準体型:18.5以上~25未満
軽度肥満:25以上~30未満
肥満:30以上~35未満
BMI別死亡リスクで見ていくと、23~25未満(標準体型)のグループが最も低い1倍です。
30以上(肥満)のグループは1.36倍で、19未満(痩せ型)のグループは1.78倍でした。
つまり、痩せている人は太っている人より死亡リスクが高いという結果が伺えますね。
また、厚生労働省が5万人を対象にした体型別の寿命ランキング調査は以下の通りです。
1位:ややデブ
2位:標準体型
3位:肥満型
4位:筋肉質
5位:痩せ型
以上の順番で寿命が長いという結果でした。
ガリガリはデブと比較すると約6年寿命が短くなると言われています。
あくまでも数字上のデータですが、あらゆる分野で研究した結果からガリガリはデブより長生きできないと判断できますね。
つまり、総合的にみるとガリガリ体型は健康上よくないと言えるでしょう。
デブの方がガリガリより健康的である
今回は、ガリガリとデブの健康リスクを明確にし、ガリガリ体型が健康上よくない理由を解説してきました。
太っている人の方が不健康と思われがちですが、総合的に判断すると痩せている人の方が健康上よくないことがわかりましたね。
・痩せている人は、日本の死亡原因1位の「ガン」になりやすい。
・ガリガリはデブより死亡リスクが高い傾向がある。
本記事があなたの体型を作る参考になれば幸いです。