太りやすい食べ物には、カロリーが高く、糖質（炭水化物）や脂質が多く含まれている点が共通しています。
ただし、健康的に体重を増やしていく、体型を変えていくことを踏まえますと、筋肉を作るタンパク質が多く含まれる食べ物を積極的に摂りたいところです。
太りやすい食べ物～タンパク質を豊富に含まれる7選
体重を効果的に増やしていく際、筋肉を大きくすることが近道となります。何故ならば、脂肪よりも筋肉のほうが重いためです。筋肉トレーニングや有酸素運動と併用して、最低でも1日3食は摂ることをおすすめします。
1回の食事でたくさん食べられるのが理想ですが、食の細い人は、小分けにして食事の回数を1日5回から6回にすると良いかもしれません。
1.牛肉
牛肉にはタンパク質はもちろんのこと、鉄分や亜鉛、ビタミンB6やB12といった不足しがちな栄養素が含まれているのが特徴です。
ヒレやもも肉などの赤身の部分には、脂肪燃焼の手助けとなるカルチニンも入っています。
中でも肩ロースは栄養のバランスが取れており、お財布にも優しいので、日常的に食べるにはお手頃ではないでしょうか。
2.鶏肉
鶏肉も良質のタンパク質が摂れる食材のひとつです。皮の部分に脂質が多く含まれるため、タンパク質をメインに考えた際には、皮を取った状態で食べられる調理法が良いかもしれません。
ちなみに、サラダチキンに使われるのは胸肉です。唐揚げにして美味しいのはもも肉。
カロリーが最も低い部位はささみです。食感を楽しむためにも、適度に使い分けるようにしましょう。
3.豚肉
豚肉もタンパク質を効果的に摂取できる食材です。豚肉にはビタミンB1やB2といった水溶性ビタミンが含まれており、特にトレーニングをする人は必須の栄養素と言えるでしょう。
赤身の多い肩ロースが理想ですが、比較的安価なバラ肉を取り入れると料理の幅が広がります。
生姜焼きや炒めもの、しゃぶしゃぶや豚汁など、豚肉はしっかり加熱するのが美味しく食べるコツです。
4.マグロ（鮪）
お寿司でおなじみのマグロ（鮪）も、タンパク質を多く含む食材です。タンパク質の他にも、マグネシウムや鉄、セレンやカリウムといったミネラルも摂れるのが嬉しいところでしょう。
脂質が占める割合の高い”トロ”よりも、日常的に食すには赤身をおすすめします。スーパーなどで入手しやすいのはキハダマグロやミナミマグロです。本マグロは相応の値段のする寿司店で食べましょう。
5.鶏卵
一般的にタマゴと呼ばれる鶏卵は、タンパク質やビタミンB群、セレンやビオチンなどの栄養素を含みます。オムレツやスクランブルエッグ、目玉焼きやゆで卵など調理法も豊富であり、飽きずに食べ続けられる食材と言えるでしょう。
鶏卵は”価格の優等生”と呼ばれるほど、おおむね安価で購入できるため、健康的に太りたい人におすすめです。
6.大豆
大豆は”畑の肉”の別名を持つ食材です。タンパク質の他にも、ビタミンB1やB2、葉酸やナイアシン、パントテン酸やビタミンEなどが含まれています。女性ホルモンによく似た作用を持つイソフラボンも魅力です。
醤油や味噌、納豆や豆腐、油揚げや豆乳、テンペや厚揚げといった加工食品の材料としても知られています。ちなみに枝豆は、大豆の若い時期に収穫したものです。別の種類の豆ではありません。
7.乳製品
タンパク質が手軽に摂れる食材といえば、やはり乳製品は欠かせないでしょう。牛乳で飲むだけでなく、シチューやグラタン、プリンやアイスクリームなどの料理にも用いられます。
ブルーチーズやカマンベールチーズ、チェダーチーズやパルメザンチーズなどで摂るのも効果的です。ただしチーズの場合、塩分量にはご注意ください。
