「体重を落として痩せたい」とダイエットを頑張る人がいる一方で、体重を増やして太りたいと頑張っている人もいます。
体はいきなり変わりませんから、どちらも時間と手間が掛って大変な作業です。
しかし、世間のイメージではダイエットの方が、つらい作業だと認知されているため、太れないつらさをなかなか理解してもらえないですよね。
確かに、ダイエットは運動や食事制限をするので大変な作業です。
一方、体重を増やして太ることだって同じくらい大変な作業なのに、一般的に「太らないのは羨ましい」と思われて、「暴飲暴食してれば簡単に太るでしょう」と見られる節があります。
もしかしたら、太りたいと思っている人の割合が少ないのが原因の1つかもしれません。
詳しいデータがあるわけではないので断定できませんが、痩せたいと感じている割合が多い気がします。なぜならば、太るための情報に比べて、ダイエットに関する情報の方が多く出回っているからです。テレビや雑誌で特集されるのも大半はダイエット関連が多いと思いませんか。
このように注目度が高いダイエットの方が割合も多いことから共感が生まれやすいのです。痩せたいと考えている人に「太りたい」と言えば嫌みとして受け取られるだけですからね。
つまり、ダイエットのつらさの方が注目されて、太れないつらさはなかなか理解してもらえません。
それでは寂しすぎるので、今回は「太れないつらさ」についてお伝えしていきます。
そもそも食べても太れない！
太れないと悩んでいる人は周りから「細いからもっと食べた方がいいよ」と親切心からアドバイスをいただくことはあるのではないでしょうか？
確かに理論上では、消費カロリーより摂取カロリーが上回れば過剰摂取した栄養分が体内に残るので太りやすくなります。
しかし、たくさん食べても一向に太らないのです。
太れない原因の1つとして吸収率が悪いことが挙げられます。
食べても栄養が吸収されにくいので、体内に残りません。
つまり、たくさん食べても吸収されないので、ムダにお腹いっぱいで苦しい思いをするだけなのです。お腹がいっぱいなって次のご飯までに、空腹にならないから食べられないという悪循環に陥ります。食べられなければ栄養不足になり、体重が増えるどころか減りやすくなります。これは太れない人にとって死活問題なのです。
このように思ったほど単純に太れないのがつらいところ！
周りから「もっと食べた方がいい」とアドバイスを受けるが、「頑張って食べているけど太れない」とアピールしても、嫌みに取られるだけで、なかなか理解してもらえない寂しさがあります。
体質的な問題もあるので共感は得にくいのかもしれませんね。
自信がもてなくなる
筋トレや食事、サプリなど色々と試してみたけど、思うように効果が表れないから徐々に諦めていきます。すると自己肯定感が低下し、自分の体型がよりコンプレックスに感じるようになるのです。
「どうせ変われない」「何やってもムダだから諦めよう」と行動や考え方がネガティブになり、自信がもてなくなるつらさがありますね。
例えば、周りから「いいな～痩せていて」と言われると、嫌みを言われたのではないのか？と疑心暗鬼になったりします。
太れないつらさは共感されにくい
今回は、太れないつらさにフォーカスしてお伝えしてきました。
太りたい人より痩せたい人の割合が多いため、なかなか太れないつらさを共感してもらえませんね。
自分の気持ちを理解してもらえないのは寂しいものです。
しかし、共感してもらいにくいのなら、わざわざ理解してもらう必要はありません。
時間を掛けて共感してもらうよりも、同じ悩みを抱えている人と仲良くなる方が、励みになりますし、モチベーション維持にも繋がりますよ。
それに太れないことを気にしすぎて人生が悲観的になるのは、もったいないですからね。
