ダイエットというフレーズをよく耳にします。
「太ったから痩せたい」「夏が来る前にダイエットをしたい」痩せるということは、多くの方が持っている悩みであり希望です。
しかし世の中には、太りたいと悩んでいる人が実はたくさんいることに気付いていない人もいるのです。
では太れない人の持つ悩みには、どのようなものがあるのでしょうか。
「痩せている=スタイルが良い」ではない
痩せている人にとって、「痩せている」というのは深刻な悩みです。
世間的には「痩せている=スタイルが良い」というイメージがありますが、「痩せている」にも色々なタイプがあるのです。
もちろんスタイルが良く、健康的にスリムだというのがベストですが、太れない悩みを持つ人の多くは「健康的にスリム」という状態ではない場合がほとんどなのです。
バストとヒップがしっかりとあり、肋骨も浮いておらず、手足、ウエストが細い人は、この場合の「痩せている」には当てはまりません。
しかし、世間的にはこのような区別はなく、「太りたい」というと贅沢な悩みだと捉えられることが多くあります。
「痩せている」人が指す「太りたい」というものは、ただ単に太りたいのではなく、バランスよく健康的な体になりたいということなのです。
太れない悩みとは
「痩せの大食い」と言いますが、まさにこれが「太りたい」人が持つ悩みです。
痩せているからと言って病気であったり、食が細いというわけではないのです。
一般の人たちと同じようにジムにも通い、同じ食事をしても太れないという方もいます。
これは打つ手がなく、本人にとっては「太れない悩み」となっています。
「食べているのに太れない」、「太りたいと言うと嫌味」とか「贅沢な悩みだ」と言われることもあります。
たくさん食べているのに、他人からは「もっと食べなさい」「ダイエットばかりしない」と言われてしまうこともあります。
知り合いから「痩せたんじゃない?」と言われるのも、大きなストレスになってしまいます。
太っている人がダイエットをすると「頑張れ」と言われますが、痩せている人が太りたいというと「贅沢な悩み」であり、聞く人によっては「嫌味」と思われてしまうのです。
どのような悩みがあるのか
太りたい人たちが持つ、痩せている事に関する悩みには、どのようなものがあるのでしょうか。
健康に深刻な問題を発している場合は別としますが、往往にして「痩せたい」と思っている人の悩みと逆だと言えるでしょう。
多くは、外見上の問題です。
サイズの合う洋服がなかったり、洋服が似合わなかったり、貧弱に見えてしまうなども挙げられます。
さらに部分的に貧弱というような、アンバランスなケースもあります。
顔だけこけていたり、肋骨が浮いて骸骨に見えるなどです。
骨が浮いている部分のお肌が黒ずんでしまう、といった悩みもあります。
年齢よりも老けて見えることもあるのです。
コンプレックスになり、酷くなれば対人恐怖症や鬱にもつながりかねません。
痩せているデメリット
外見上の問題だけであれば、洋服やお化粧などで多少はごまかせる場合もあります。
しかし、問題はこれだけではないのです。
太りたいという悩みを持つ人の多くは外見上の問題だけでなく、体力面や健康面などでも悩みを抱えています。
体力が少なく、貧血や立ちくらみが起こる人も多いからです。
長時間立っていられなかったりする人もいます。
すぐに内出血を起こしたり、いつも寒さを感じて、体が冷えて困っている方も大勢いるのです。
「痩せている」ということが、まるで「勝ち組」のように捉えられがちな風潮にありますが、決してそうではないということが分かると思います。
健康的な体系を保持するということが重要で、ベストな体重は外見だけでなく、その人の職業やライフスタイル、骨の太さ、筋肉量などで異なります。
本人が生活するのに楽な体重というのが一番重要で、精神衛生上も健康的で自身が満足できるスタイルを維持しましょう。